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15時15分から『大追跡〜横浜チンピラ・ブギ』の上映会と、村川監督、恭兵さん、荒井幸博さんのトークショーが始まりました。

この日、9時30分からトークショーの整理券が配布されるとのことでしたが、当日の朝早くから会場に来て並んでいるファンの方がけっこういらっしゃいました。8時15分くらいの時点で整理券20番目ほど、8時30分くらいの時点で50番目ほど。整理券150番目までは、座席表を見ながら自分で座りたい席を確保できる指定席となりましたが、150番目以降は、前方の入り口からホールへ入るAグループ、会場後方の入り口からホールへ入るBグループというふうに分けられました。雪による交通の遅れなどで会場に早く辿り着けなくて指定席を取れなかった方は、少しでも良い席を確保するために、14時くらいからロビーのホール入り口付近で長蛇の列を作って並んでいらっしゃいました。

そして、『大追跡〜横浜チンピラ・ブギ』の上映会。荒井さんがステージへ。「柴田恭兵さんもすでにこの会場に入っておられます。恭兵さんもモニターでですが、一緒に「大追跡」をご覧になられます」という荒井さんの言葉に会場から拍手が。そして、村川監督が、「大追跡」のテーマでステージへ入場。

この『大追跡〜横浜チンピラ・ブギ』は、「大追跡」の中でも恭兵さんが主役の回であり、東京キッドブラザースの役者さんも出演されているということがお話されました。

そして、『大追跡〜横浜チンピラ・ブギ』の上映が始まりました。


『大追跡〜横浜チンピラ・ブギ』の上映が終了し、ステージ上ではトークショーのための設営が始まりました。ステージ下手(客席側から見て左側)にはミニスクリーンが下ろされました。ステージ上手(客席から見て右側)には村川監督、恭兵さん、荒井さんのそれぞれのお名前が入ったディレクターズチェアーとテーブル、お花が準備されました。下の写真はトークショー終了後撮影させていただきました。このチェアーはそれぞれ監督や恭兵さんにプレゼントされるそうです。

ステージの準備が終了すると、ステージ上のミニスクリーンで、トークショーのオープニングムービーがスタート。恭兵さんと村川監督、そして荒井さんの紹介VTRと、荒井さんも出演された映画「あぶない刑事リターンズ」のメイキング映像などが上映されました。

荒井さんがステージへ登場。それまで「村川組」のスタッフジャンパーを着ていた荒井さんがネクタイをしめスーツで現れ「ちょっぴりおしゃれをしてきました」という挨拶に会場から笑いの声が。

村川監督が「あぶない刑事」のテーマ曲で入場され、会場から盛大な拍手と手拍子。「(大追跡の)フィルムがちょっと古かったんですけど、恭兵さんがとても若くて、峰のぼるさんとかもう他では観られない役者さんとか・・・、もうずいぶん時間が経ってます」と、「大追跡」のお話とともにご挨拶。

恭兵さんが「はみだし刑事情熱系」のテーマ曲でステージへ登場。会場から盛大な拍手が。
「山形まで呼んでいただいて光栄です」というご挨拶のあと、「トークショーとかバラエティはとても苦手で・・・」という恭兵さん。その理由は2つあって、「僕の話はとてもまどろっこしくて・・・(苦笑)」「村川さんを褒めちぎろうとして来てるんですけど、いつの間にか自分の自慢話になっていってしまっている(笑)そのときは、監督、カットをかけてください(笑)」と。トークは苦手という恭兵さんですが、それを逆手にとって(?)オープニングから既に笑いで会場を沸かせていました。

挨拶が終わり、荒井さんが監督や恭兵さんに席を勧めました。恭兵さんのチェアは真ん中に置いてあったのですが、「監督、真ん中でなくていいんですか?(笑)」とちょっとはにかんでいう恭兵さん。「監督はホスト役で、恭兵さんはゲストで・・・」という荒井さんの言葉に、「ハイ、じゃ、失礼します」と恭兵さんはチェアに腰を降ろされました。

「雪が積もっている中いらしてびっくりしたんじゃないですか?」という荒井さんの質問に、
「東京は晴れていて、、、それでも、びっくりしたのは、今朝、 東京駅で新幹線を待っていたら、男性の方から「村川透さんの映画祭に行かれるんですね」と声をかけていただいて、「(この映画祭は)すごいメジャーだな」とびっくりしました。」という恭兵さん。

「今年の6月で、初舞台から30周年なんですね」という荒井さんの言葉に、
「ハイ・・・。」という恭兵さんに会場から大きな拍手が。
そして、「高崎映画祭最優秀助演男優賞おめでとうございます」という荒井さんの言葉に、また会場から大きな拍手が。「高崎というのは『半落ち』の舞台でしたけども、『半落ち』ではなく『69 -sixty nine-』での受賞なんですね。合わせ技ですか?」という荒井さんの言葉に、「これも、村川さんのおかげです(笑)」という恭兵さん。

●監督との出会いについて

「長くなりますよ(笑)」という恭兵さん。
サラリーマンを辞め、役者になって2年目くらい。恭兵さんのお姉さんの親友が村川監督とお知り合いで、その関係で、東京キッドブラザースの舞台を村川監督が見に来て下さって、「テレビに出ないか」と恭兵さんを誘って下さった。その頃、恭兵さんは役者の面白さや、本当に命をかけてモノを作るゾという思いがいっぱいで、恭兵さんにとっては、テレビの世界がサラリーマンにまた戻るような感じがして、ちょっと躊躇していた。舞台で毎日が命を削るくらいに本気に思い、そういう風にテレビで作ってるとはとても思えなかった。それと、映像の世界はカットする、そういうのはとっても苦手。そしたら村川監督が「僕は長回しの村川だ」と。「ワンカットでいくんだから心配するな」と。『大都会』のゲストはちらっと映るだけだけど「恭兵、お前が出るんだったらお前をどこまでも撮ってあげるから」「とりあえずいろんな役者に出会うことも大事だし、やってみないか」と。それ聞いて、あ、じゃぁちょっとやってみようか、と。どうせ大したことないだろうと思いながらテレビの世界に…。

●それまで、映像の世界への誘いはなかったのか?

「なかったですね。」という恭兵さん。
映像の世界やいろんな役者さんのことに興味がなかったし、知らなかった。恭兵さんにとって小さい頃見た、東映の時代劇の中村錦之介(萬屋錦之介)さんや大川橋蔵さんとの絡みだったら、ものすごく緊張したと思うけれど、『大都会』での撮影現場ではそんなに緊張はしなかった。でも、テレビ『大都会パートII』で、医者役の石原裕次郎さんとの1ページ半の絡みが初現場となった恭兵さん。いっぱい考えて現場に行くと、裕次郎さんがいらして開口一番、監督に「このシーンはいらねぇな」と言われた。恭兵さんは「いらない」ってことがよく分からなかった。みんなセットを片付け始めたけど、恭兵さんは、どういうことなのか、全然納得いかなかった。
「監督に聞くと「あ、いらないんですか!」と、もう全然裕次郎さん寄りなんですよ(苦笑)」という恭兵さん(会場で爆笑が起こる)。
「話が違うじゃないですか」と、ゴネてたら裕次郎さんが「柴田君は勉強して来たのか」と言ってくださった。そこで、裕次郎さんが「じゃちょっと回してみるか」と言ってくださると、監督は「じゃ回しますか」と・・・(会場爆笑)
「何でも撮ると言っときながらねぇ…(苦笑)」という恭兵さんに、
「監督のことを全然褒めてらっしゃらないじゃないですか(笑)」と荒井さんに突っ込まれた恭兵さん、
「監督はすごいですよ(笑)」とフォローをする。

 

 

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